生まれつき人見知りをする人はいない
「自分は人見知りだから、なかなか人に声をかけられない」
と悩んでいる人は本当に大勢います。
しかし、大切な大前提を忘れてはいないでしょうか?
どんなに人見知りの強い人でも、最初から人見知りだったわけじゃないということです。
生まれた時は誰もが社交的だったのです。
それは、幼い赤ちゃんを見ればわかりますね。
泣いたり笑ったりして、目の前の人に一生懸命アプローチする姿は社交的そのものでしょう。
それが、いつしか人見知りをするようになってしまったのには、必ず理由があるのです。
テレビで司会を務めるタモリさんでさえ、小学校時代に友達から裏切られたことがきっかけで人見知りになったと告白しています。
それ以来「他人とはあんまり交わらないほうがいいな」と本能的に思うようになったそうです。
サングラスをしているのは、視線からくるプレッシャーを相手に与えないようにするため、とどこかでおっしゃっていましたが、もしかしたら本当は、人見知りする自分を守るためなのかもしれません。
人見知りに悩んでいるあなたも、そんなきっかけが多かれ少なかれあったのではないでしょうか?
「何か話さなきゃいけない」という恐怖感
「人見知りを改善したい」
「なれるものなら社交的な性格に生まれ変わりたい」
と強くおもう人は多いと思います。
前述の通り、人見知りは誰もが持つ気質とはいえ、あまりにそれが激しいと、仕事においても日常生活においても大きなチャンスを逃してしまうことがあるからです。
もちろん、出会った時に
「この人との出会いはあなたの人生のターニングポイントです。必ず話しかけてください」
と天の声でもあれば、勇気を振り絞れたかもしれません。
しかし現実は、同僚や友人と同じ交流会に参加しても、契約が取れた、おつき合いする人ができたと聞かされるのはいつもあなたのほうで、先を越されてばかりなのではないでしょうか。
「あの時、私も積極的に話していればよかった」
「ビールをついでくれたあの人は、そんなスゴい人だったんだ」
と公開するだけならまだしも、本当は好意を持っていたのに、無愛想で冷たい人間と誤解されたままの可能性だってあるのです。
今すぐ、そんな自分から脱出したいと思うのは当然です。
しかし、そう思えば思うほど、何か話さなきゃいけないという恐怖感が否応なしに襲ってきて、なおさら話せなくなってしまう。
心の内側に自分から離したいと思うことがあったとしても、この恐怖感が邪魔をするのです。
これこそ、人見知りにとって一番の悩みの種であり、なかなか初対面の人と打ち解けることができない要因なのです。
自意識過剰になっている
どうして人見知りをしてしまうのか、その理由のひとつに、あなたに自意識過剰な面がある、ということが挙げられると思います。
辞ししき過剰とは文字通り、自分が相手からどう見られているかを意識しすぎている状態のことです。
たとえば、自分が周りにどう映っているかで頭の中がいっぱいになってしまうと、対人恐怖感を抱くきっかけとなりやすいのです。
「ひょっとして○○かも・・・」
「もし、○○だったら・・・」
この○○の中にあなたはいつも自分に対するネガティブなイメージを入れていないでしょうか?
「ひょっとして、私、つまrないと思われているかも・・・」
「もし、悪い印象だったら・・・」
話す前からこんな妄想をしていては、いつまでたっても声をかけられないままです。
同じ自意識過剰でも、逆に「ひょっとして、私のこと好きなのかも・・・」と、ポジティブなイメージを持つ人もいます。
こちらは勘違いの自信家に映ります。
ただ、このタイプも意識ではポジティブに思う反面、潜在意識では臆病に感じてしまうからこそ、自分からは話せないのです。
社交的な人ならば、積極的に話しかけて自分の存在をアピールしますが、このタイプは話さないことで無意識にアピールしようとしているのです。
そもそも話したいことがない
過去をじっくり振り返ってみて、これまで意識できていなかったトラウマや自分の性格に気づいたでしょうか?
「なぜ人見知りしてしまうのか」を考える際には、実はもうひとつ、疑うべき要因があるのです。
それは、「そもそも話したいことがないのでは?」ということです。
いくら、初対面の人と話せるようになりたいと思っても、話したいこと、
伝えたいことがなければ、口火を切ることはできません。
ここで「私は人見知りなんだ。だから話そうとする勇気が足りないだけなんだ」と勘違いして無理やり話そうとすると、結局、何がいいたいのかわからない会話になってしまいます。
勇気も大事です。
話し方のコツや会話を弾ませるテクニックも知っているに越したことはありません。
でも、そのまえに「自分が伝えたいことって何だろう?」と自問自答してみましょう。
初対面の人でも一緒に10分でもすごせば、ひとつやふたつ浮かんでくるものです。
仮にそれでも明確に見えてこなければ、案外、伝えたいものがないだけなのかもしれません。
人見知りで悩む前に、まずはこの部分を疑ってみることも大切です。
初対面の人とすぐ打ち解けられないのは、特別なことではありません。
なじむまでにはどうしても時間がかかります。
しかし、仕事でもプライベートでも効率化が叫ばれる今の世の中では、人見知りの性格は時としてハンデとなってしまうことが少なくありません。
一歩踏み出す勇気を持つ
人見知りを改善するには、第一に、初対面の人とも臆することなく話せるようにならなければなりません。
それは話しかけられる場面であっても、こちらから話しかける場面であっても同じことです。
そうなると、いかに最初のアクションを起こせるか、にかかってきます。
つまり、左足でも右足でも、あるいは頭でもおへそでも、とにかく一歩前へ出せるかどうかがポイントなのです。
仮に、今日の前に知り合ったなかりの人がいたとして、何でもいいからすぐに話しかけることができるのであれば、第一関門クリアです。
しかし、そういう機会があるたびに、私は人見知りだからといって逃げてしまうようなら、今のあなたに必要なのは、一歩踏み出すための小さな行動です。
ダイエットには運動がよいとわかっていても、シューズさえ履くことができない状態と一緒だからです。
何はともあれ挨拶が基本
一歩踏み出すための勇気はあるのだけれど、そこで何て声をかけていいのかがわからない。
たとえ本気でそう思っていたとしても、心のどこかで、「挨拶」が大事なんじゃないかと思っていませんか?
「何を今さら、幼稚園で習うようなことを・・・」
と反発する気持ちがあるかもしれません。
でも、もう一人の自分が、「おはよう!」と声をかければいいだけじゃないかとあなたに訴えているはずです。
挨拶であれば何も不自然なことはありません。
こんなことをいったら変に思われるんじゃないかという、人見知り特有の心配をする必要はないのです。
初対面の人に「こんにちは!」と挨拶をして不機嫌な顔をされたり、怒らることなどまずありません。

コメント